「トランス脂肪酸が少ないマーガリン」を買う方法をプロが伝授【コープ＆宅配会社】

トランス脂肪酸の入っていないマーガリンが欲しい…。色々探しているけど、どこで買うのがベストなのか教えて。

こういった疑問を解決します。

この記事でわかること

• 「トランス脂肪酸の少ないマーガリン」がわかる
• マーガリンを選ぶときの重要ポイントがわかる
• （おまけ）コープ・宅配会社・市販の違いがわかる

※この記事は3分ほどで読み終わります。

この記事の信頼性

先日、こういったツイートを見ました。

食品業界には数多くの謎がありますが、トランス脂肪酸もそのひとつ。「食品添加物は安全かどうか」と同じように、世界中で議論が分かれています。

まず言っておきますと、トランス脂肪酸の摂取量をゼロにすることは普通では不可能です。そもそも、ゼロにする必要はありません。

とはいえ、上記ツイートにあるように色々な危険性が指摘されている以上、「なるべく摂取したくない」と思うのが普通ですよね。

結論から言うと、トランス脂肪酸の心配がないマーガリンを買うためのベストな選択は「良質な宅配サービスを使う」ことです。

この記事を読んだあなたは、もうスーパー巡りで無駄な時間を使う日々から解放されるのではないかと思います。

※食品添加物に対して、事実ベースをもとにしたプロとしての「結論的な考え方」を出しています。もし気になる方はこちらの記事をどうぞ。

≫≫食品添加物は安全？危険？この議論に終止符を打つ考え方

業界のプロが厳選！トランス脂肪酸の少ないマーガリン５選【コープ＆宅配会社】

一覧で見ると下記のとおり。

• 【全国のコープ】コーンマーガリン
• 【全国のコープ】Ｎｅｗソフト
• 【パルシステム】毎日のマーガリン
• 【らでぃっしゅぼーや】バター入りマーガリン
• 【大地を守る会】白いマーガリン

トランス脂肪酸の含有量

それでは、一つずつ見ていきましょう。

その①：【全国のコープ】コーンマーガリン

ド定番。「コープのマーガリン」といえば、とりあえずコレがなければ話になりません。

「食べたことない…」という人は、まずはこの味を知っておいた方がいいです。

以下のような生い立ちで、まさに「消費者目線でつくられたマーガリン」といえますね。

1996年、世界の農業大国で遺伝子組換え作物の商業栽培が始まると、世間では加工食品に対する不安の声がわき上がり、消費者運動へと発展しました。その結果、日本では2001年から遺伝子組換え食品の表示が義務化。すると、組合員さんからも「遺伝子組換え原料不使用の商品がほしい」という声が聞かれるようになりました。そこで、2002年に誕生したのが、遺伝子組換え原料を含まないコーン油100％のマーガリンです。

コープデリ公式HPより

クセのないまろやかな味わいで、登場から約20年の間、多くの人から愛され続けるマーガリンです。

その②：【全国のコープ】Ｎｅｗソフト

コーンマーガリンに続いて鉄板の商品。

このＮｅｗソフトは厳密には「ファットスプレッド」といって、マーガリンの一種に分類されるものです。

特徴は、とにかく軽くてヘルシーな味わい。

トランス脂肪酸の低減にもかなり力を入れていますので、安心して食べることができますよ。

その③：【パルシステム】毎日のマーガリン

パルシステムでしか買えないマーガリン。

希少な国産油脂である「米油」を主原料として、トランス脂肪酸は100gあたり0.7gと低減されています。

やっぱりですね、マーガリンの味わいは主原料の油脂で決まります。これは間違いありません。

米油特有のあっさりした、かつ奥行きのある上品な味わいは一度味わうとクセになりますよ。

「パルシステム」を利用できるのは、以下の地域にお住いの方です。

パルシステムでは超お得なおためしセットを展開中。加入するしないは別にしても、おためしするだけでお得な内容です。

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その④：【らでぃっしゅぼーや】バター入りマーガリン

オイシックスでしか買えないマーガリン。

非遺伝子組み換えの菜種油が原料で、着色料や酸化防止剤は無添加。

バターを0.4％配合することで、バター風味のあるコク豊かでミルキーな味わいに仕上がっています。トランス脂肪酸の含有量は約1％。当記事で紹介した中ではトランス脂肪酸多めに見えますが、1％はまったく気にならない水準です。

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その⑤：【大地を守る会】白いマーガリン

大地を守る会でしか買えないマーガリン。

トランス脂肪酸以外にもチェックすべきこと【必須の３点】

ここで、多くの方が陥りがちなケースをお伝えします。

それは、トランス脂肪酸の量だけで良いか悪いかを判断してしまって、他の原材料に全く目がいっていない人が多い、ということ。

結論から言うと、それでは完全に本末転倒、というかもったいないです。理由を簡単に説明すると、次のとおり。

トランス脂肪酸と合わせてチェックしておきたいこと

その①：主要原料の油脂に何が使われているか

実例を挙げてみます。

主要原料を比較

上記のとおり。市販マーガリンの多くは、主要原料の欄に「食用植物油脂」としか書かれていないんですね。ためしに、今度スーパーで裏面表示を見てみてください。

私の知る限り、その場合はほとんどのケースで「パーム油」が使用されています。パーム油には「悪玉コレステロールを増やす」などの指摘があるため、主要原料として使われているものはあまりおすすめしません。

※なお、主要原料とは「原材料欄の最初に記載されているもの」のこと。副原料（2番目以降に記載）としてパーム油が使われている場合は気にする必要なしです。

結論：原材料欄の最初に「食用植物油脂」または「パーム油」と書かれたものはおすすめしません。

その②：余計な食品添加物は使われていないか

マーガリンによく使われているものが酸化防止剤です。ほとんどの場合、「ビタミンE」と記載されています。

結論、これは全く気にする必要はありません。危険性が指摘されているような話はないです。まあ、入っていないに越したことはないんですけどね。

次に乳化剤という食品添加物がありまして、マーガリンに使われる乳化剤には、「大豆レシチン」と「グリセリン脂肪酸エステル」の2種類があります。

結論、両方ともに危険性はないと考えてOKです。ただし、この乳化剤については知っておいた方が良いことがあるんです。これは次の「遺伝子組み換え」で触れます。

遺伝子組み換え食品が使われていないか

ここが重要ポイントであり、多くの方が知らないことです。

市販のマーガリンに使われている「食用植物油脂」や「乳化剤」。

これらの原料である「パーム、コーン、大豆、なたね」はほとんどが輸入品です。

ぶっちゃけた話、それらは遺伝子組み換え作物である可能性がかなり高いです。

今の制度では、遺伝子組み換えであっても、「遺伝子組み換えの影響の疑いが濃厚なＤＮＡやタンパク質部分が残らなければ表示しなくても良い」とされています。

実態として、大豆レシチンの原材料の大豆は輸入の遺伝子組み換え大豆が使用されていることがほとんどですね。普段遺伝子組み換え食品を買わないように気をつけている人も、このことはあまり知りません。

ここで買い物の本質とも言える考え方をひとつお伝えします。

遺伝子組み換えを避けたい人がどちらを選べばいいかは一目瞭然

お分かりかと思いますが、前者は原料を選ぶ段階から遺伝子組み換え食品が排除された商品設計となります。

よって「遺伝子組み換えが嫌だ」という消費者は、買い物のたびに遺伝子組み換えかどうかを調べる必要がなくなります。

なぜなら、遺伝子組み換えを使わないことがその会社のルールだから。

一方後者では、ほとんどそのような考慮がされることはありません。よって「遺伝子組み換えが嫌だ」という消費者は、買い物のたびに遺伝子組み換えかどうかを確認する必要があります。

なぜなら、わざわざ遺伝子組み換えを使わないなどのコストのかかる商品設計をすれば、商売が成り立たないからです。これは悪いことでもなんでもなく、そういったビジネスだから当然の話なのです。

本当にトランス脂肪酸は避けた方が良いのか【食品選びの本質を知ろう】

食品添加物なんか気にしたって仕方ない。

よく言われることです。

国が安全だって言ってるから売られているものは全部大丈夫だよ。

これもよく言われます。

確かにそうかもしれないですね。

でも、私たちは死ぬまで食べものを食べ続けるわけです。

そんな大切なものを受動的に選ばされて生きるのか、自分の頭で主体的に判断しながら生きるのか。要するに、食べものを選ぶという行為は自分の生き方を決めることなんだと思います。

まとめ：トランス脂肪酸の心配がなく、あらゆる面で安心して食べられるマーガリンをご紹介しました

おすすめのサービスを4つ、再掲しておきます。

※各種特典は公式HPで確認できます。

「COOP：コーンマーガリン」と「COOP：Ｎｅｗソフト」を扱っているコープ

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パルシステムが気になる方はこちら

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それでは今回はこれで終わりです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。